英検の1級というものは、例え英検準1級合格者であっても、およそ10%しか受からない高レベルなものです。
そのレベルは、大学の上級レベルであり、TOEIC900点を持っているような人の場合でもパスするのは至難の業なのです。
とりわけ語彙の数がその他の検定よりも非常に多いので、1級は難関なのです。
単語の数を具体的に説明すると、英検1級に受かるには10,000から15,000語くらいを把握しておくことが求められます。
1級合格を目指すとなれば、とりあえず文法などを学習すればいいくらいの考えでは合格は難しくなります。
問題集のほかにも、英語の新聞や雑誌の購読をしたりして様々な観点から英語力のアップを狙う工夫が必要です。
さらには、試験問題で使われる長文には日本語でも難解なものがあり、読み進めるのが大変です。
長い英作文を時間を費やさず、読解力を高めるには、普段の生活でも海外ニュースなどをみて、英語に親しんでおくことが必要です。
このような練習は、リスニングで専門的なジャンルの内容を理解するという場面でも役立つでしょう。
1級の問題の中には、エッセイを書くという作文問題が含まれますので、そのための対策も重要です。
エッセイをどのように書いたら良いかというのは、参考書などを調べ、試験会場で困ることがないように作文を書く練習をしておきましょう。
以上のことから、高レベルで合格者も少ない英検1級ですが、パスするためにしなければいけない勉強もしっかり整理して行うことで目標が近づくかもしれません。
英検のサイトでは、1級の過去の問題と傾向、受験者のコメントもありますので、一読することをお勧めします。